最近ソーイングを始めて、手縫いで色々作っていたのですが
と思い、8年ぶりにミシンを引っ張り出して使ってみたところ、布が逆方向に送られるというトラブルに見舞われてしまいました。
症状をググったところ、どうやら壊れている模様…。
そこで、思い切って新しいミシンを購入しました!選んだのはJUKIのコンピューターミシン「f250-J」です。
「f250-J」はクラフトトーカイオリジナルモデルで、機能や付属品が充実しているのが特徴。ミシン初心者の私でも使いやすくて、とても満足しています。
そこで本記事では、
- JUKIのミシン「f250-J」の特徴や機能、付属品
- JUKIのミシン「f250-J」と他モデル(グレース HZL-G100B・グレース HZL-G200)の比較
- JUKIのミシン「f250-J」をミシン初心者が使ってみた感想
これらについてお話しします。
JUKIのミシン「f250-J」を開封してみた
それではさっそく、購入したJUKIのミシン「f250-J」を紹介します。
まずは届いた状態から順に紹介していきますね。
ビニールの梱包を解くと、本体とワイドテーブルがそれぞれ別の段ボールに入っていました。
そしていよいよ開封です!段ボールから本体を取り出して、保護テープなどを剥がした状態はこちら。
白を基調としたシンプルなデザインなので、出しっぱなしにしていても圧迫感がないのが良いですね。インテリアにも馴染みそうで気に入りました♪
ミシンの裏にも「JUKI」のロゴが印刷されています。
ミシンの上部にはハンドルが付いているので、家の中で持ち運ぶこともできます。ただし、結構重いです…。
付属のハードケースを付けた状態でも、持ち運びが可能です。
そしてミシン上部の蓋を開くと、上糸をセットするスペースと糸調子ダイヤル、縫い模様一覧があります。
蓋を閉めることで上糸をセットする部分がカバーできるので、見た目がすっきりするのが嬉しいです。以前使っていたミシンは上糸部分が剥き出しだったので…。
縫い模様も充実しています。
ミシンの右側には、プーリーと電源スイッチ、電源コードがあります。
ちなみに電源コードはコードリールになっているので、本体に収納できます。
手元にはスタート/ストップスイッチと返しぬいスイッチ、そして便利な糸切りスイッチがあります。
そして下糸のセットが簡単なのも「f250-J」の魅力です。下糸を引き出さずに縫い始めることもできるようです。
補助ベッドは取り外し可能で、中には押えや針などの付属品が入っています。
補助ベッドを取り外した状態で、付属のワイドテーブルを取り付けることができます。
ミシン右側には液晶パネルと操作ボタンが付いていて、縫い目の長さや縫い目の模様などを選択できます。
JUKIのミシン「f250-J」のスペックは?機能や付属品を紹介
JUKIのミシン「f250-J」のスペックは次の通りです。
「f250-J」の特徴である機能や付属品は赤字にしています。
ブランド | JUKI(トーカイグループオリジナル機種) |
本体サイズ | (約)幅44.5×奥行22.3×高さ29.2cm |
重量 | (約)9.5kg |
主な機能 | BOX送り、送り力の大幅な向上、自動糸切り、自動糸調子、クイック下糸セット、広いソーイングスペース、自動糸通し、LEDランプ、自動ボタン穴かがり、送り調節、振り幅調節、自動止めぬい、針上下停止ボタン、たち目かがり、ドロップフィード、手元スイッチ |
付属品 | フットコントローラー、ワイドテーブル、ハードケース、使用説明DVD、基本押え、ボタン穴かがり押え、裁ち目かがり押え、ファスナー押え、スムース押え、ボビン(4個)、糸巻き当て座(大)、専用ドライバー、掃除用ブラシ リッパー(糸ほどき)、針セット(11番…1本、14番…1本、16番…1本/ニット11番…1本)、取扱説明書 |
ぬい模様の数 | 20種類 |
メーカー保証 | 3年 |
「f250-J」の機能や付属品について、さらに詳しく紹介していきます。
JUKIのミシン「f250-J」の機能
まずは「f250-J」の大きな特徴である4つの機能を紹介します。
- BOX送り
- 送り力の大幅な向上
- 自動糸切り
- 自動糸調子
工業用ミシンシェア世界No.1のJUKIのミシンは、優れた縫い品質・縫い性能を実現しています。
特に、工業用ミシンの技術である「BOX送り」が採用されているのが大きな特徴です。
●工業用ミシンの技術【BOX送り】を採用
従来の送り機構と異なり、ぬいの核となる釜、天秤、 針棒、送りのバランスを見直し、送り歯を水平に保ち ながら布を送ることで、ぬい縮みや布ズレに対し効果を発揮。
また直進性や生地のぬい始めなど快適なぬい心地を提供。
BOX送りによって、薄物や厚物などのあらゆる素材をスムーズに縫うことができます。そのため、縫い目も綺麗に仕上がります。
さらに送り力が大幅に向上したため、デニムの3つ折り伏せ縫いといった、折り目が重なった裾上げなどの段部も何なく乗り越えられるそう。
そして「自動糸切り」機能によって、面倒な糸切りをサポートしてくれるのも嬉しいポイント。
糸切りボタンを押すだけで、上糸とした糸を同時に必要最小限の長さに切ることができるので、糸切りの手間が省けます。
さらに、トーカイオリジナルモデルの「f250-J」には、同型の「GRACE(グレース)HZL-G200」にはない「自動糸調子」機能が搭載されています。
自動糸調子とは、上糸と下糸の張りを自動で調整してくれる機能のこと。
私のようなミシン初心者だと、自力で糸調子を合わせるのが難しいので、自動糸調子があるミシンがおすすめです。
そのほかにも「f250-J250-J」には便利な機能がたくさんあるので、一挙紹介します。
クイック下糸セット | 下糸を引き出す手間なく縫い始められる |
広いソーイングスペース | 針位置より右側の高さと横幅が大きく設計されている |
自動糸通し | ワンタッチで面倒な針穴への糸通しが可能 |
LEDランプ | 針元を明るく照らす |
自動ボタン穴かがり | ボタンの大きさにあったボタンホールを作れる |
送り調節 | 縫い目の長さ調節ができる |
振り幅調節 | 針基線位置を変えられる |
自動止めぬい | 縫い始めと縫い終わりに自動的に止め縫い&糸切りをしてくれる |
針上下停止ボタン | 針の位置を上下に切り替えられる |
たち目かがり | 布端のほつれを防ぐために、布端をかがることができる |
ドロップフィード | フリーモーションやボタン付けなどで送り歯を下げる |
手元スイッチ | スタート・ストップを手元のボタンで操作できる |
JUKIのミシン「f250-J」の付属品
JUKIのミシン「f250-J」の付属品は次の通りです。
- ハードケース
- ワイドテーブル
- 取扱説明書
- 取扱説明DVD
- フットコントローラー
- ボタン穴かがり押え
- 針セット(11番、14番、16番、ニット11番…各1本)
- 裁ち目かがり押え
- ファスナー押え
- スムース押え
- ボビン(3個)
- 専用ドライバー
- 掃除用ブラシ&リッパー(糸ほどき)
※基本押え、ボビン(1個)、糸巻き当て座(大)はミシンにセットされています
トーカイオリジナルモデルである「f250-J」は、フットコントローラーとワイドテーブルが付属しているのが嬉しいポイントです。
【余談】私がJUKIのミシン「f250-J」を選んだ理由
少し余談ですが、なぜ私がJUKIのミシン「f250-J」を選んだのか、その理由についてお話しします。
- 買うなら「JUKIのミシン」と決めていたから
- 予算の範囲内かつ他モデルと比べてお得感があったから
- 基本機能や付属品が充実していたから
それぞれの理由について詳しくお話ししていきますね。
(1)買うなら「JUKIのミシン」と決めていたから
私が8年前にミシンを購入したときは、ミシンのメーカーに詳しくなかったため「安くてそれなりに使えれば良い」という理由で、ブラザーの2万円程度のミシンを選びました。
しかしミシンに少し慣れてきたころ、布が重なって少し分厚くなった部分を縫っただけで「ガガガッ」と大きな異音が発生して内釜が故障してしまったのです。
そのときは修理に出して使い続けていたのですが、安いミシンだと厚いものが十分に縫えないことが分かり、「次に購入するならもっと性能が良いミシンにしよう」と思うように。
そんな中で知ったのが、工業用ミシンシェア世界No.1である「JUKI」のミシンでした。
基本性能や耐久性に優れており、何より厚物がスイスイ縫える(らしい)という点に魅力を感じ、「次に買うならJUKIのミシンがいい」と決めていたのです。
結局8年前に購入したブラザーのミシンは先日久しぶりに出したら「布が逆方向に送られる」というトラブルに見舞われ、症状をググったら故障のようでした。
(2)予算の範囲内かつ他モデルと比べてお得感があったから
「次に買うならJUKIのミシン」と決めていたものの、一口にJUKIのミシンと言ってもたくさんの種類があるので、どれを買おうか悩みました。
とりあえず、ミシン初心者でも使えそうな家庭用のコンピューターミシンというざっくりとした条件を設定。
そして「5〜6万円台で買えるもの」と予算を決めて、その中から選ぶことにしました。長く使えるミシンを選びたかったので、3万円以下の安いミシンは候補から外すことに。
そしてAmazonやヤフーショッピングで色々検索し、口コミや性能なども考慮した結果、最初に候補に上がったのは
- 「GRACE(グレース)HZL-G100B」
と、その上位機種である
- 「GRACE(グレース)HZL-G200」
の2種類でした。
しかし、2つの機種の違いは自動糸切りの有無と重さくらいで、他はほとんど一緒のよう。
ただ、2023年9月時点のAmazonの実質価格(得られるポイントを踏まえた価格)だと「HZL-G100B」が40,095円、「HZL-G200」が58,320円と18,255円もの差があったため、「自動糸切りのために2万円近く出すのはちょっと…」と、気持ちは「HZL-G100B」に傾きかけていました。
そんな中で見つけたのが、今回購入したトーカイオリジナルモデルの「f250-J」です。
「f250-J」は「HZL-G200」と同型の機種なので、自動糸切りが付いているのはもちろんのこと、「HZL-G100B」や「HZL-G200」にはない自動糸調子機能が搭載されています。
さらにフットコントローラーやワイドテーブルが付属品として同梱されており、値段は64,780円とかなりお値打ちです。
6万円台という予算もクリアしていたので、この時点でほぼ「f250-J」の購入を決定していました。
私と同じように「f250-J」と「HZL-G100B」と「HZL-G200」の3機種で迷われている方も多いと思います。
そのため、これらの機種の違いを記事後半「JUKIのミシン「f250-J」と「グレース(GRACE)HZL-G100B」・「グレース(GRACE)HZL-G200」の違いを比較してみた」でまとめてみたので、良かったら参考にしてください。
(3)基本機能や付属品が充実していたから
「f250-J」は、基本機能や付属品が充実していたのも購入の決め手になりました。
自動糸切りや自動糸調子など、私が「あったらいいな」と思う機能はすべて搭載されていましたし、フットコントローラーやワイドテーブルが付属しているのもポイントが高かったです。
ちなみに「f250-J」の上位機種である「エクシードシリーズ」には
- 自動糸切り機能付きコントローラー
- コンピューター制御のボタン穴かがり
- スーパー自動糸通し
など「f250-J」にはない機能が付いているのが魅力的ですが、値段が7万円以上するため完全に予算オーバーでした。
とはいえ、私にとって「f250-J」の基本機能や付属品で十分すぎるくらいですし、値段も6万円台とコスパも良かったので、全く不満はありません。
JUKIのミシン「f250-J」と「グレース(GRACE)HZL-G100B」・「グレース(GRACE)HZL-G200」の違いを比較してみた
私と同じように「f250-J」と「HZL-G100B」と「HZL-G200」の3機種で迷われている方は多いのではないでしょうか。
そこで、これら3機種の違いを以下の表にまとめてみました。
f250-J | HZL-G200 | HZL-G100B | |
自動糸切り | ◯ | ◯ | × |
自動糸調子 | ◯ | × | × |
フットコントローラー | ◯ | ×(別売) | ×(別売) |
ワイドテーブル | ◯ | ×(別売) | ×(別売) |
取扱説明DVD | ◯ | ◯ | × |
付属の押え | ・基本押え ・裁ち目かがり押え ・ボタン穴かがり押え ・ファスナー押え ・スムース押え |
・基本押え ・裁ち目かがり押え ・ボタン穴かがり押え |
・基本押え ・裁ち目かがり押え ・ボタン穴かがり押え |
重さ(約) | 9.5kg | 9.5kg | 9kg |
ショッピングサイトの価格(最安値は赤字) | Amazon:64,132円 楽天:取扱なし Yahoo:61,808円 |
Amazon:58,320円 楽天:64,000円 Yahoo:64,800円 |
Amazon:40,095円 楽天:42,539円 Yahoo:43,413円 |
※各ショッピングサイトの価格は、2023年9月29日時点での実質最安値(商品価格+送料−得られるポイント)を記載しています。
「HZL-G100B」は3機種の中でもっとも機能が少ないですが、その分価格はお手頃なので「最低限の機能で良いので、安くミシンを買いたい」という人にはおすすめです。
そして「f250-J」と同型の「HZL-G200」は、最安値で見ると3,488円安いですが、「f250-J」には「HZL-G200」にはない自動糸調子機能やフットコントローラー、ワイドテーブルが付属しています。
ただ、価格は時期によって変動する場合があるのでご了承ください。また、ECサイトや時期によってはフットコントローラーやサイドテーブルがプレゼントとして付いてくることも。
そのため、これらの機種の購入を考えている人は、こまめにショッピングサイトをチェックすることをおすすめします。
JUKIの「f250-J」をミシン初心者が使ってみた感想
JUKIの「f250-J」を実際に使ってみたので、ざっくりと感想をお話しします。
ただ、比較対象となるミシンは8年前に購入した2万円程度のブラザーのミシンのみで、ミシン経験も浅いため、ミシン経験者の方にはあまり参考にならないかもしれませんが、ご了承ください。
ちなみに作ったのは、フェリシモのミシン練習キット・ゼロからレッスン ミシン「はじめてさんのきほんのき」の会【送料: 450円+税】です。
全6回のレッスンで構成されていて、1ヶ月に1回キットが届きます。
全6回のレッスンを終える頃にはミシンの基本操作が身に付くので、私と同じようなミシン初心者の方におすすめですよ。
▼詳しい内容やレビューは以下の記事で紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
- 自動糸切りが便利
- 縫い目が綺麗に仕上がる
- 分厚い箇所がスイスイ縫える
最初に思ったのは「自動糸切りが便利!」ということでした。縫い終わったら手元の糸切りスイッチを押すだけで自動で糸切りができるのは、思っていた以上にありがたいです。
ただ、自動糸切りをした後は下糸が引っ込んでしまうので、次に縫うときに下糸を引き出す必要があります。
とはいえ、実はJUKIのミシンは下糸を引き出さずに縫うことも可能です。
ただ、私は下糸を引き出して縫い始めた方が最初の縫い目が綺麗な気がしたので、少々面倒ですが下糸を引き出してから縫い始めています。
また、JUKIのミシンだけあって縫い目が綺麗な気がします。比較対象となるものがないので、あくまでも「気がする」というレベルなのですが…。
縫い目が綺麗なのは、自動糸調子機能のおかげもあるかもしれません。自分で糸調子を合わせなくても、上糸と下糸の張りはちょうど良かったです。
そして何より嬉しいのは、布が重なった分厚い部分もスイスイ縫えること!
以前使っていたブラザーの2万円程度のミシンだと、分厚い部分が縫えなかったので「今回のミシンはどうかな…」と少し不安だったのですが、問題なく縫い進めることができました。
JUKIのミシン「f250-J」は機能や付属品が充実していてコスパ良し!初心者にもおすすめ♪
JUKIのミシン「f250-J」の開封レポやスペック、感想などをお話ししました。
「f250-J」は機能や付属品が充実していて、コスパが良いのが魅力です。糸のセットも簡単で、自動糸調子機能もついているため、私のようなミシン初心者でも簡単に使うことができました。
ミシンに必須とも言えるフットコントローラーや、服など大きなものを縫うのに便利なワイドテーブルが付属しているのも嬉しいポイントですね。